猫よけ対策で超音波の機械を設置したいんだけど、人にも影響あるのかな・・・?
超音波は猫よけの効果は高いけど、使い方や設置の仕方で近所迷惑になるから注意が必要だよ!
自宅の近隣に猫が多くて、糞尿被害などで悩まされている人も結構多いのではないでしょうか。
私の家の庭でも糞被害にあったり、以前住んでいたマンションでは朝方に猫の鳴き声がうるさかったり、何かと近隣を徘徊する猫に悩まされていたことがありました。
そんな猫被害を防止する対策方法として有効なのが「超音波」による猫よけです。
効果としては私自身も高いことを実感していますが、実は使い方によっては超音波音が近隣迷惑になりかねません。
この記事では、猫よけの超音波グッズが人にはどのように聞こえて、周囲へ迷惑とならないような使い方をご紹介したいと思います。
猫よけの超音波は人にもうるさい?
そもそも『猫よけに使う超音波は人間には聞こえるのか?』についてですが、結論としては、超音波器によって異なります。
超音波器によって、発生させる音の周波数帯が異なるからです。
高い周波数域の人への聞こえ方
まずは以下のサイトの音を聞いてみてください!
どこまで聞こえたでしょうか?
年齢とともに高い音は聞こえなくなっていくようで、この可聴域によって猫よけ超音波器の聞こえ方にも影響が出てきます。
猫よけ超音波器による周波数の違い
周波数 | |
---|---|
人間の可聴域 | 20Hz〜20KHz |
ムサシ 猫しっし | 14〜23KHz ★ |
ガーデンバリア | 18〜23KHz |
番人くん | 15〜60KHz ★ |
アニマルブロッカー | 13.5〜23.5KHz ★ |
上記のように超音波器の周波数域は様々。
特に低い周波数域まで音が出るものは、設定によって人にもかなりうるさく感じることがあります。
超音波器を使用する場合は、人間の可聴域や年齢による音の聞こえ方に差があることを理解して使用しましょう!
近所迷惑にならないための注意点と使い方
超音波による猫よけは効果的ですが、人にも聞こえてしまう周波数域があるので、使用時は注意が必要です。
人によっては不快に感じるだけでなく、気分が悪くなったりすることもあるので近隣への配慮は十分に行いましょう。
周波数設定は猫よけ設定に!
超音波器にはいろいろな動物向けに対応できるように多段階で周波数を設定できるものがあります。
例えばイヌ科のキツネよけ目的だと大体13〜19KHzに設定するものが多いです。
13KHz〜19KHzは人間の可聴域に大きく被ってくるので、かなりうるさく不快に感じてしまいます。
設定変更できる場合も、人間にはほとんど聞こえず、猫には嫌な音として聞こえる18〜23KHzの設定にするのが無難でしょう。
道路や近隣の家には向けるのは絶対ダメ
基本的には猫よけ対策で超音波を用いるときは自分の家以外の方向に向けるのはNG。
私の体験談
近隣住民が猫よけ目的で公共の道路に向けて設置していることがあって、その道路を通過する度にかなりうるさく不快に感じていた経験があります。
今思うと、その住民は高齢の方だったので、おそらく自分にはあまり音が聞こえていなかったのかな・・・?
仮に自分が聞こえない音域でも、若年層や小さい子供には聞こえることがあるのをしっかり理解するのが大切です。
検知範囲を把握する
超音波の出る方向にも製品ごとに違いがあります。
到達距離、角度、高さを把握して、設置場所、向きを考えましょう。
夜間モードに設定する
超音波器には夜間モードの設定ができるものがあります。
夜間モードにすることで、人通りの多い日中の作動は回避できます。
流石に外の庭から家の外壁を乗り越えるほどの威力はないので、仮に夜間に超音波が作動したとしてもほぼ近隣迷惑になることはないでしょう。
夜間モードに設定できるものは少ないですが、おすすめはガーデンバリアです。
正しく使えば超音波は最強の猫よけアイテム
いくつかある猫よけ対策のなかで超音波は効果としてはかなり高くておすすめです。(我が家でも実感しています)
一方で騒音問題が気になりますが、この記事で紹介したように使い方や超音波器の仕様を理解して使用するれば、騒音問題の心配は払拭できます。
超音波器を設置してから猫が来なくなったという意見も多いようです。
猫被害に困っている場合は、使い方を注意しつつ上手に超音波器も猫避け対策として活用していきましょう!